2013-08-03
数年前、私の知り合いのお母様（当時80歳）のお話です。
彼女はこの年代の女性ながら、若い頃から株や先物などの相場でお稼ぎになられていた方なんです。
そんな彼女ですが、ここ数年で認知症になってしまい、日常生活すら困難になってしまいました。
彼女の娘である私の友人（親とは別居）は、ほとんどゴミ屋敷と化してしまった母親の住まいに乗り込み、トラック何台分かのゴミを捨てたとのことです。なかなか凄まじい状態です。
ですがどうやら、株の売買をやっている形跡があったとのこと。今まで通り、普通に勝っていたそうです。
つまり、彼女にとってエントリーポイントを見つけること、手仕舞うこと、すべて反射になっていたということになります。
女性の認知症の方に多く見られる傾向として、包丁を持たせると普通に手際よく料理は出来る、というのがあります。毎日毎日たゆまなく習慣化されたことは反射になっているんですね。
だから、睡眠不足で変な所でエントリーしてしまったとか、体調不良で根拠のないエントリーを繰り返してしまった、というのはまだまだ体にしみ込んでいない証拠なのだと思ったのでした。
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