2013-07-26
「検証」の定義。
当たり前のことだと思いますが、トレードにおいて検証作業とは、単にデモトレを繰り返して記録を付けることではありません。
動いているチャートでも良し、過去チャートでも良し、テスターでも良し。
固定した手法、エントリー方法、時間帯などで、どのくらいの優位性があるかを調べる作業です。テストです。
例えば、MA反発ショートだけにしぼったエントリーを繰り返し、その勝率等を数値化する。LCになった場合、自分の解釈の仕方に問題がないか? 背景をきちんと認識出来ているか? つい気持ちがあせってエントリーしてはいないか? フェイルしたときの自分の感情は? それによってどういう行動を起こしがちか?
そういう事柄をこと細かに記録してゆくのが検証作業です。
特に「感情」なのですが、これは毎日チャートに書き込むことをお奨めします。
まとめて週末にやったりすると、その時の生の感情を体感的に忘れがちなので、その日のことはその日のうちに書き留めておくことが重要です。
多くの常勝トレーダーの方々が仰ることに、
「負けなくなったら勝てるようになった」という言葉があります。
つまり、LCの回数が減ったから利益が残るようになったということです。だから、LCになる時の自分の思考パターンを自覚する必要があります。
毎度出現する自分の癖、パターン。それが検証によってあぶり出せるようになります。
どんな相場で多いか? どんな感情になった時にやりがちか? これを認識できれば、その場面でのエントリーを避ければよいだけになります。おのずと勝率は上がります。
特に、往復ビンタを食らうときの思考と相場の動きにパターンを見つけられると、ものすごく楽になりますよ。
というわけで、検証作業のキモはLCにあります。LCにこそ成長できる要素が詰まっているわけです。ここが理解できますと、LCの苦痛がなくなります。むしろLCが楽しみになります。
長くなりましたが最後に、
あれもこれもと多くのエントリーパターンを覚えようととせず、ある一点を追求して検証していますと、ある時その付近の動きの法則性も分かるようになってきます。すると分かるエントリーポイントが増えます。その新たなエントリーポイントも検証の対象にします。するとまたその付近の動きも分かるようになってきます。こうして全体がどんどん明るくなってゆきます。
検証した日数分、成長速度が増します。
だから週末検証ではなく「毎日検証生活」をおススメします!
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