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為替相場分析オタクのブログ

大富豪の気持ちを考える

株でも為替でも、トレードを行うときに意外と忘れがちなのは、「必ず相手が存在している」ということのような気がしています。私もたまに忘れます。(苦笑)

売りを入れて約定されたとき、それは買ってくれた人がいたからにほかならず、逆も同じく。

株はまだ意識しやすいかもしれません。しかし、取引数が世界規模になる為替の場合、相対者が誰もいないという状況がほぼないため、約定が比較的スムーズです。なので、パソコンでゲームをしているような錯覚を起こしがちですが、相手は機械でも証券会社のシステムでもありません、同じ生身の人間です。

当然ながら誰しも、安く買って高く売りたいと考えています。

ということは、今この価格について、安いと考えている人と高いと考えている両者がいて初めて売買が成立するわけです。

つまり、自分と真逆の考え方を持った者が相手なのです。

もうひとつ突っ込んで書きますと、正しい判断をしている者と間違えた判断をしている者同士の取引ということになります。

さあ、自分はどちらの立場なのか?

私たち個人トレーダーは資金の限界が非常に浅い所にあります。兆の単位を動かせる世界の大口トレーダー(トレーダーというより国や機関や大富豪のビックマネー)に比べれば、1億円持っていても浅いでしょう。

ぽんと数兆円を投げ込まれれば、ものすごい勢いで相場が動きます。大口トレーダーは相場を思う方向に動かす力を持っています。一般投資家レベルでは、それに耐えうることは出来ません。

だからロスカットは必須、資金管理を確実に、という指南はよく聞く話だと思いますが、私が言いたいのはその先です。

小口トレーダーの我々が勝ち続けてゆくためには、大口トレーダーの動きについてゆくことが必須だということです。換言すれば、大口トレーダーの考え方や動きを推理出来なければなりません。

もしも自分が巨大資金を持っているなら、どこで買って、どこで売るか?

大富豪の気持ちをシュミレーションすること。それがトレードで勝ち続けるための極意だと言っても過言ではないと、私は考えています。

城や大豪邸の広々とした天蓋付きのベッドルームで目覚めるところから想像してもいいでしょう。私はそうしていますよ、楽しいから。^^

トレードは大衆と同じ考え方をしていたら負けるようにできています。なにせ、大富豪は一般大衆と考え方が違うから大富豪たりえるのです。とすると、売り買いの価格に対する考え方もまったく違うと想像できます。そのヒントはすでに記述済みです。

買えば相場を急上昇させることができ、売り浴びせれば大下落を生むのですから、これからどちらに行くかなど分析していません。彼らが考えることは、どれだけ効果的に望む方向に動かすことができるか?です。

例えば今、ドルが112.100円だとしましょう。これがここ最近の最安値だとしたなら、できるだけその価格で買いたいと考えるのは私たち一般人の考え方です。そしてできるだけいいところで売りたい。

しかしビックマネーを動かす者たちは違います。112.500円など、市場より高い価格で買い入れるのです。

そうするとどうなるか分かりますよね?小口トレーダーが軒並みストップロスに巻き込まれ、112.100で買うよりもっと効果的な急上昇を作り出すことが出来ます。巨大資金を持っているということは、こういうことなのです。

私は完全にテクニカルトレーダーですが、そのテクニックは「人の感情」、特に「欲と恐怖」を割り出すツールとして利用しています。この認識をもって相場に対するのとそうでないのとでは、雲泥の差が生まれることをお伝えしておきたいと思います。

上手な逃げ方をレクチャー 

チャートを開いて1時間半ほどで37.5pips獲得。

前半のトレードは思うように利確できていますが、次のトレードでは思うようにいかず、逃げました。逃げる基準もしっかりと持っていますので、すべてルール通りです。

ファンラインという、私独特のラインの使い方が分かる動画になっています。


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「これだけやっていれば常勝できるんだよ!」というパターンをレクチャー

ゲストにトレーダー仲間のしゃけ君をお迎えして、週明けの為のチャート設定と、転換の形の代表格「三尊」の見極め方をレクチャーしています。

1時間まるまる編集無しでアップしました。今まで動画では明確に言わなかった「三尊形成の条件の詳細な数値」を語っています。お楽しみに!^^

 


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トレードは人生の縮図

大学卒業後、社会に出て5年目のY君27歳。

もう新人ではないけれど、中堅とも言い難い、でも幾ばくかの権限を持たされるようになったという、社会人的微妙なお年頃の彼は特にトレーダーというわけではありません。久々に会ったので。。。

445「最近、仕事はどんな調子なの?」

Y君「いいコトもわるいコトも、どっちもあるね」

445「わるいコトって?」

Y君「思うような結果が出ないとか」

445「それは、仕事をしていればつきものだね、反省はしても感情として落ち込む必要はないよ」

Y君「上司にもそう言われた。結果が悪くても、その道程、ちゃんと考えてやったなら問題はないって。失敗を教訓にやり直せばいいだけだから。一番ダメなのは、何も考えないでやって成功してしまった時だって」

445「お〜、真理だね。結果主義に走らず、それを言える上司がいるんだね、素晴らしい会社じゃない」

Y君「思うんだけど、一番ダメなのは、何も考えないでやって失敗した時だよね?」

445「それは違う。失敗すれば、何も考えないでやったから失敗したんだって気付けるから、ぜんぜんマシ。やっぱり何も考えないでやって成功してしまうのが一番危険だよ」

Y君「ああ」

445「失敗を重ねれば慎重になるけれど、まぐれの成功を積み重ねてしまうと、それが自分の実力だと勘違いして有頂天になって、いつか取り返しのつかない大きな失敗をすることになるからね」

 

そこまで言って、ふと思ったのです。

「これってまんま、トレードの話じゃない?」

 失敗トレードが勉強をさせてくれる。ロスカットの中にこそ成功の種がある。

まぐれで利益を獲得したり連勝したりしようものなら、いつかその何倍もの損失を出すことになる。

 トレードはその人の在り方、考え方をそのまま反映するもの。

トレードはまさに自分の映し鏡、人生の縮図なのだなと。