445FX

為替相場分析オタクのブログ

トレードは人生の縮図

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大学卒業後、社会に出て5年目のY君27歳。

もう新人ではないけれど、中堅とも言い難い、でも幾ばくかの権限を持たされるようになったという、社会人的微妙なお年頃の彼は特にトレーダーというわけではありません。久々に会ったので。。。

445「最近、仕事はどんな調子なの?」

Y君「いいコトもわるいコトも、どっちもあるね」

445「わるいコトって?」

Y君「思うような結果が出ないとか」

445「それは、仕事をしていればつきものだね、反省はしても感情として落ち込む必要はないよ」

Y君「上司にもそう言われた。結果が悪くても、その道程、ちゃんと考えてやったなら問題はないって。失敗を教訓にやり直せばいいだけだから。一番ダメなのは、何も考えないでやって成功してしまった時だって」

445「お〜、真理だね。結果主義に走らず、それを言える上司がいるんだね、素晴らしい会社じゃない」

Y君「思うんだけど、一番ダメなのは、何も考えないでやって失敗した時だよね?」

445「それは違う。失敗すれば、何も考えないでやったから失敗したんだって気付けるから、ぜんぜんマシ。やっぱり何も考えないでやって成功してしまうのが一番危険だよ」

Y君「ああ」

445「失敗を重ねれば慎重になるけれど、まぐれの成功を積み重ねてしまうと、それが自分の実力だと勘違いして有頂天になって、いつか取り返しのつかない大きな失敗をすることになるからね」

 

そこまで言って、ふと思ったのです。

「これってまんま、トレードの話じゃない?」

 失敗トレードが勉強をさせてくれる。ロスカットの中にこそ成功の種がある。

まぐれで利益を獲得したり連勝したりしようものなら、いつかその何倍もの損失を出すことになる。

 トレードはその人の在り方、考え方をそのまま反映するもの。

トレードはまさに自分の映し鏡、人生の縮図なのだなと。