445FX

為替相場分析オタクのブログ

トレードは人生の縮図

大学卒業後、社会に出て5年目のY君27歳。

もう新人ではないけれど、中堅とも言い難い、でも幾ばくかの権限を持たされるようになったという、社会人的微妙なお年頃の彼は特にトレーダーというわけではありません。久々に会ったので。。。

445「最近、仕事はどんな調子なの?」

Y君「いいコトもわるいコトも、どっちもあるね」

445「わるいコトって?」

Y君「思うような結果が出ないとか」

445「それは、仕事をしていればつきものだね、反省はしても感情として落ち込む必要はないよ」

Y君「上司にもそう言われた。結果が悪くても、その道程、ちゃんと考えてやったなら問題はないって。失敗を教訓にやり直せばいいだけだから。一番ダメなのは、何も考えないでやって成功してしまった時だって」

445「お〜、真理だね。結果主義に走らず、それを言える上司がいるんだね、素晴らしい会社じゃない」

Y君「思うんだけど、一番ダメなのは、何も考えないでやって失敗した時だよね?」

445「それは違う。失敗すれば、何も考えないでやったから失敗したんだって気付けるから、ぜんぜんマシ。やっぱり何も考えないでやって成功してしまうのが一番危険だよ」

Y君「ああ」

445「失敗を重ねれば慎重になるけれど、まぐれの成功を積み重ねてしまうと、それが自分の実力だと勘違いして有頂天になって、いつか取り返しのつかない大きな失敗をすることになるからね」

 

そこまで言って、ふと思ったのです。

「これってまんま、トレードの話じゃない?」

 失敗トレードが勉強をさせてくれる。ロスカットの中にこそ成功の種がある。

まぐれで利益を獲得したり連勝したりしようものなら、いつかその何倍もの損失を出すことになる。

 トレードはその人の在り方、考え方をそのまま反映するもの。

トレードはまさに自分の映し鏡、人生の縮図なのだなと。

35分のトレードで35.9pips獲得(ドル円)

昨日のアジアタイムのトレードです。昨日中に編集ができなかったので、今日のアップになってしまいました。

転換の形の代表者(?)といえる「三尊」を1分足レベルで認識してエントリーしています。たとえ、大きな動きが上昇であっても、今ここで下落のサインが出たならばショートを打ちます。ただし、その動きに対しての利確目標がしっかりと定まっていないと出来ません。

(前半、約定音が録音されていません、いつもながらですいません)


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日曜日恒例、週明けのためのチャート設定動画

今回は水平線を引くところからお見せしています。

私自身が推測違いをしていた売り買いゾーンの訂正も行っています。

 週明けからの戦略も語っています。

上も下もあるという、身も蓋もない解説ですが、実はそれが肝要です。

(後半、1分足を1時間足と言ってしまっているのはご愛嬌、てへ)


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私が今年、ユーロ円からドル円に移行した理由

昨年6月のイギリス国民投票によるEU離脱、ブレグジットは私たちトレーダーにとって非常に印象深く未だ鮮明だと思います。くだんの責任を取ってキャメロン首相退陣、今年テリーザ・メイ首相の元、イギリスのEU離脱は本格的に動き出すことになります。通貨としてのユーロを使用していなかったイギリスなので、EU離脱に他国ほどの不便はなかろうと思われがちですが、世界の金融と情報の中心を担う大国ですから、その経済的影響が甚大であることは想像に易いでしょう。

更に、12月のイタリア国民投票でのレンツィ首相敗北。彼はもともと選挙で選出されていなかったという背景から、今回の憲法改正の是非を問う国民選挙は、ままレンツィ氏の信任を国民に問うている様相となっていました。政権交代後、2017年夏をめどにEU離脱の国民投票が濃厚となっています。

「EUは仲良しごっこの壮大な実験」と言ったのはフランス大統領候補の極右政党国民戦線党首マリーヌ・ル・ペン女史。彼女は「EUはすでに死んでいる、まだ知られていないだけ」とも公式に発言しています。彼女がフランス大統領に就任した暁には、フランスのEU離脱も目前となるでしょう。

「この現状を目の当たりにして、ユーロとのクロス通貨ペアで取引する気になれない」というのが私のユーロ円離れの理由です。

トレーダー仲間にこれらの話をすると、「そうは言っても、前もっていろいろとわかるでしょう?」と、ふんわりと応対されることが多いのは、私が説明下手だからかもしれません。もう一つ理由を付け加えます。

皆、忘れてはいまいか? 2015年1月のスイスショックを。

スイス国立銀行はスイスフラン高を進ませないために、対ユーロ防衛ライン(1ユーロ=1.2000フラン)を設けていましたが、事前予告なしに(というか、数日前まで撤廃はしないと公言していたにもかかわらず)急撤廃したことによって、短時間でユーロ/スイスフランが大暴落し、10~100lotほどの取引をしていたトレーダーは軒並み数千万~数億の損害を被り、阿鼻叫喚の事態を招いたあのショック。これが目に見えるEU崩壊の序章であり、「国が嘘をつく」「危険が及ぶ前にアラートを発してくれない」ということを、まざまざと思い知らされた出来事でした。

さあ、これがユーロで起きたらどうなるのかな?

為替や株、先物などの取引をしていれば、皆等しくリスクはありますが、これだけあからさまにEU崩壊が目に見えている今、なんらかの対応策を取ること(私はドル円に移行)は、危機管理の基本中の基本であると私は思います。