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為替相場分析オタクのブログ

相場の世界にアマチュアはいない

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トレードの世界で、「自分はまだまだプロじゃないんで」とか「素人の域を出ていませんから」と、謙遜なのか卑下なのか、一歩へりくだったようなことを言う人がいますが、トレードの世界にアマチュアってありましたっけ?

スポーツ選手で例えるとより分かりやすいかもしれません。プロとアマの差は、ギャラをもらっているかいないかですよね?

株でも為替でも先物でも、取引する商品はなんでもかまいませんが、お金を稼ぐため以外の選択肢がない世界ですから、プロフェッショナルしか存在していないことになります。

ちょっと下世話になりますが、「素人奥様専門店」とか「当店には素人しかおりません」と謳っている風俗店があり、その「素人」という言葉が醸し出すニュアンスに魅力を感じて利用する客がいますが、金銭がシステマチックに介在しているなら、それは立派なプロですって。(苦笑)

とはいえ、客を誘い込むためのカモフラージュとしての「素人」であるなら、それは稼ぐための「手法」の一つなので何ら問題はないのですが、トレードにおいてはトレーダー本人の自意識以外のなにものでもないから大問題なのです。

プロとして行うべきことなのに、自分をアマチュアだと意識上で固定してしまったら、ぜったいに勝てるわけがありません。

相場の世界の恐ろしさは、その覚悟のない人でも本気でやっている人たちと同じ土俵に、訓練も資格試験もなく乗ることが出来てしまうことです。

ここまで読んで、「なるほど確かにそうだ!これからは認識を改めよう」と思ってくれた方はOK。しかし、「まだ稼げていないから仕事とは言えない」という反論をお持ちの方にはこう助言したいです。

トレーダーは勤め人ではなく個人経営者なのだから、設備投資や先行投資だけの期間があっても、それは立派に仕事です。今や世界のamazon.comだって、初めの10年間は赤字経営でした。その期間もプロ仕事をたゆまなく続けたからこその現在です。

今はまだ負けていてもプロ意識を持っている人は将来の勝者予備軍ですが、アマチュア気分でトレードを行っている人は、アマチュアなのではなくて、証券会社とプロ意識を持っている5%の勝者の「餌」なのです。

相場の世界にアマチュアはありません。まずは「餌」から脱出してください。