445FX

為替相場分析オタクのブログ

複雑な相場環境の時こそアジアタイムがやり易い

昨日のアジアタイムのトレードです。

めずらしく、監視開始からエントリーポイントまで2時間もかかりました。最初のエントリーから保有時間は40分程度でしたので、約3時間のトレードです。

相場は下と言っているけれど、すぐ足元には週足レベルのfibo50%ゾーンがあったり、下窓開けからスタートしている月曜日なので、窓埋めの反転(上昇)がいつ始まるか? といった緊張感のある場面だったと思います。とはいえ動きが緩慢なアジアタイムなので、和やかに手仕舞うことが出来ました。だからアジアタイムが大好きです。これが動きの激しいロンドン・ニューヨークタイムだったら、いったいどんなことになっているやら?です。(苦笑)

週足レベルのフィボナッチ50%に要注意!

当ブログのコメント欄にご質問を頂きましたので、今回の動画の冒頭から中盤まででお答えさせて頂いております。というわけで、新シリーズ【FX質疑応答】というシリーズをつくりました。^^

その後から、日曜日恒例の週明けのためのチャート設定を水平線を引くところからお見せしています。

かれこれ長く続いた下落相場ですが、週足レベルのフィボナッチ50%が近づいてきていることに気が付きます。週足レベルの波半値は要注意です。しかも、110.00円という切りのよい価格に当たりますので、跳ねるにしても突き抜けるにしても、とても大きく動くことを想定して、慎重なトレードを行ってゆきたいと思います。

「字幕スーパー付き映画」と「勝ち組トレーダー動画」の共通点

「トレードスキルと語学の習得はよく似ている」と過去記事にも書きました。そして、「語学の話を引き合いに出した例え話をするのが好きだ」とも書きました。その流れでひとつ。

字幕スーパー付きの外国映画を鑑賞している時、その言語を多少なりと学んで来た人の弁でよく聴くのが、「言っていることはだいたい分かるよ」

本当に理解できる人もいるでしょう。でも多くの人は、字幕スーパーを消してしまったらチンプンカンプンになってしまうものです。

もちろん、聴き取れる部分はあるでしょうが、分からない単語や文法、聞き取り困難なナチュラススピードを補完してくれているのが字幕スーパーの存在です。

本当は字幕スーパーが目に入ることで成立している理解なのに、あたかも外国語を聴き取れている気になっている、という感覚に陥っている人は少なくないと思います。

これと同じ現象が、勝ち組トレーダーによる相場解説動画を視聴するだけが勉強だと思い込んでいる人にも起きています。

動画主の解説が付いているからこその理解なのに、数見て同じ判断ができるようになったと勘違いをしたままリアルトレードに移行してしまう人が多いように思います。すると必ず資金を飛ばすのです。そしてまた、勝ち組トレーダーの動画を見て勉強もどきを始めるのです。

外国映画だって、字幕スーパー無しで観られるようになるためには、字幕スーパー付きの映画を何度見たってダメですよね? 膨大な数の単語や文法を覚え、聴き取り、会話の経験を積んではじめて、その言語が意味を持って耳に飛び込んでくるのではないでしょうか?

トレードにおいては、決めた手法やインジケーターの理論を学び、山ほどの検証作業を行い、資金管理法を学び、トレーダーとしてのメンタル構築のための勉強をして、デモトレードで安定した成績を3ヵ月以上出せるようになってはじめて、リアルトレードに移行できるのではないでしょうか? 

実際の相場に向かう時は自分独りきりです。解説はついて来ません。

リアルタイムのシグナル配信などに頼っているなら、その配信がなくなったらもうトレードは止めるのでしょうか? それならそれでいいと思いますが、トレードスキルを身につけ(外国語をマスターして)将来に備えるという趣旨ではないですよね。そして、そのシグナルに忠実に従うメンタルを構築しなければ、それすら上手くはいかないでしょう。

ですから、動画を見ているだけではまったく勉強になっていないことに気付いてほしいのです。

そこで逆に、あなた自身が動画もしくはブログを配信する側に立ってみることをおお薦めしたいです!

人に教えるなどという大仰なものではなく、自分のトレード法を公開するだけで充分です。私の動画もそういった趣旨でやっています。

自らが第三者に伝えるために言葉を駆使するというのは、頭の中の整理が出来るとともに、ただ勉強をしている時の10倍くらいの速度で学びが進みます。

映画で言えば、その作品のセリフを何度も聞き取り辞書で調べて、自分自身が字幕を書く作業をしているということになります。はじめは時間もかかるし、要領も得ず間違えることも多いでしょう。しかしその作業を日課にしたなら、ただ教えてもらっている状態より習熟が早くなるのは火を見るより明らかです。

私のようなリアルタイムトレードを見せる必要なんてありませんから、今日学んだことをアウトプットする作業を日課にして、早くトレードで稼ごうではありませんか!

追伸。

質問コメントを下さった、野口大介さん、stealth_bird  さん、次のチャート設定動画の時にお答えしたいと思います。

また、コメントの非表示を希望された方への回答は致しかねますので、あしからずお願い申し上げます。

 

エントリーもイグジットもほぼ理想的にできたトレード

優位性のある分析方法・手法を確立したならば、そのシグナルに従って粛々と行うべきことを行う。相場(分析)が下と言っているなら下。上と言っているなら上。違ったら切ればいいだけ。このトレードでは利益を得ましたが、そこにはなんの感情も湧きません。達成感を感じるのは、正しくルール通りに行えたという部分に尽きます。

ということで、3月22日アジアタイムのドル円のトレードです。+115.4pips獲得。

動画の中で「5時間かかった」と言っていますが、「3時間」の間違えです。算数のレベルで数字が苦手なもので、すいません。(汗)

月曜日のダメダメトレードのあとでしたので、気を引き締めて取り組みました。

売り買いゾーン、三尊、フィボナッチ、水平線、ファンライン。それぞれを有効的に活用しています。

マイナス60.5pips やってはいけないトレード例

昨日のアジアタイム、ドル円のトレードです。

時間のある時にしかトレードをしないというマイルールを破った結果がこれです。

すでに冒頭部分からおかしいことが分かります。いつもなら日付と時間を言葉にするのですが、それすらしないで先に進めてしまっています。

目線は上という判断は良かったと思いますが、逆指値の数値の絞り方が大雑把に一律の-15pipsにしているあたりも馬鹿すぎです。ここはかなり繊細に見極めなければいけない場面です。まさに、勝ち続けることの落とし穴にハマまったトレードです。

ただひとつ、今回のトレードで良かったところは、負けてくれたことです。これで勝っていたら今後も繰り返してしまい、いつか取り返しのつかない大失敗をすることになるでしょう。ロスカットに感謝です。